ツーリング

猪苗代湖キャンプツーリング

今年初キャンプを猪苗代湖の秋山浜キャンプ場で楽しんできました👍

出発は11時という、キャンパー、ツーリングライダーとしてあるまじき遅出💦
朝の弱さと出不精と準備下手のたまものです。

手打ちラーメン
道の駅 羽鳥湖高原

しかし猪苗代湖は日帰り圏内。下道オンリー、白河で手打ちラーメンを食べ、道の駅羽鳥湖高原でダラダラし、わざわざ遠回りの峠を越えてもなお、3時45分という、私史上最も早い(かも?)キャンプ場到着になりました。

グーグル上ではなぜか「臨時休業」となっていて、コロナ対策で閉鎖された無料キャンプ場も多いようですので心配だったのですが、最悪の場合帰ればいいという思いで突撃してみました。到着までちょっと不安でしたが、特に利用不可という張り紙などもなかったので大丈夫なようでした。

テント設営完了

去年の高ボッチキャンプ以来2回目のタープですが、この時間帯、湖からの風が強く、かなり煽られたため、タープは撤収しました。地面は砂地に近く、ペグが抜けやすい場所があって、風に耐えられるか微妙だったこともありますが、何より、別段タープの必要性が無い感じでした💦

タープは3200円ほどでしたが、私が買ったものは販売終了になっていました。どれもこれも中華製で使ってみないとわからないですが、ヘビーユースでなければ安いものでもよいと思います。

キャンプ場は山の天気なことが多いので、晴れていても夜になると通り雨が来たりということはたびたび経験しています。そんなときタープが無いと、テントに引きこもりしかないわけですが、私のように1~2人用のテントですと、体を起こしていても狭苦しいし、ほとんど横になっているしかなく、ロクに身動きも取れないし、圧迫感が凄いです。

キャンプに来てテントに引きこもって焚火も出来ず調理も出来ず、雨音だけを聞いていると、「いったい自分はなんでこんなことをしているんだろう」という哲学的な気分になり、リフレッシュとは程遠い状態に陥ってしまいます。そんなときタープがあれば、何とかアウトドアを楽しむことはできるのです。

私は日本一周などの長旅もしましたが、幸い雨で閉じ込められたということは数回しかありません。それでも、雨でテントにこもっている時というのは本当に辛かったです💦
あの時タープがあればもう少しましだったんだろうなと思います。

また、テントは夜になるとフライ(外側の幕)が夜露でびしょびしょになります。ちゃんとしたテントなら染みてきたりはしませんが、これが翌日の撤収でなかなか困る。
びしょびしょのフライをインナーテントと一緒にパッキングすれば、せっかく濡れていなかったインナーテントもびしょびしょで、次のキャンプ地で不快ですし、もしかしたら雑菌の繁殖で臭ってくるかもしれません。そうなると今度は、ある程度乾くまで出発できないということになってしまいます。

そして朝になれば、季節によっては直射日光がきついものです。テントの中は暑くて寝ていられないし、外に出れば直射日光ということで逃げ場がない中で、タープがあれば日影が作れます。そんなわけで今回もパッキングが厳しい中で持ってきたのですが、雨も降らなそうだったし、日差しはもう傾いていたし、別段タープの必要性もなかったです。翌朝も夜露もなく、最高の環境でした。

夕食はセブンイレブンの弁当と総菜です。

キャンプと言えばBBQをしたいところではありますが、生の材料の準備や保存は、車だったらクーラーボックスなどで出来ますが、バイクでは不可能ではないけれど、なかなか面倒です。

それに網やら皿やらを洗ったり片づけたり、そして生ごみも出る可能性がありますね。正直、片づけることが気になって、楽しめないといっても過言ではない💦

今回のテーマは「面倒くさくないキャンプ」でもあります。これまでいろいろなスタイルでキャンプをしてきましたが、ある程度やって飽きてきたことに加えて、面倒くさがりが災いし、すっかりキャンプから離れていました。しかし今現在収入が極小になり、節約のためのキャンプツーリングを復活させることにしたわけです。

そこで、これまでの自分のキャンプの問題点を改善しようというわけです。

今回は近くに食材を買い出しできる店が無かったこともあり、コンビニ弁当と総菜となりましたが、これも大いなる選択肢の一つです。これらに、火であぶったり温めたりというひと手間を加えてキャンプ気分を楽しむというのが私の目論見です。

ただし、今回は完成されていたし、コンビニで温めてもらったものが思ったより冷めなかったので、そのままいただきました。

そしてもう一つの「キャンプ気分を盛り上げる」アイテムがこちら。

焚火です。やっぱりこれは良いですよね。
(記事を書くためにキャンプ場の情報を見ていたら、このサイトは焚火禁止という情報がありました。しかしこの時はそういった注意書き等は見られませんでした。レビューを見ると、注意書きがあるときとない時があるような印象です。また、レビューによればBBQは良いらしいです。)

しかしこれまた、バイクですと薪を家から持ってくるのはキツイ。しかし今回は無料キャンプ場で、現地で買うことも出来ない。となれば、現地で拾う!ということになるのですが、都合よくよく燃える木の枝が落ちているかどうかはその場所に行ってみないとわからないですよね。ただ、松ぼっくりは結構確率が高いです。

この場所は松林なので、探さなくても大量にありました。
今回はちょっと寒かったので、気分だけでなく、暖を取るという実益もかねることが出来て最高でした。

そして「面倒くさくないキャンプ」のために今回導入したのがこちら、ナチュラルウッドボックス。

私はこれまで、パッキングを優先するためにキャンプ道具は小分けにしてバッグの隙間に押し込んでいました。しかし、いざキャンプ場について、ビールも開けて、さぁ始めるぞという段になって、「箸はどこだ、調味料はどこだ、ウェットティッシュはどこだ、ライターはどこだ」とバッグの中をガサゴソガサゴソすることが非常に多く、また、そういうときというのは不思議なことに目的の物がなかなか出てこない。その為、何か探す度にバッグをひっくり返すような勢いとなり、結果テントの中はごちゃごちゃ、次の探し物もさらに見つかり辛くなり、うんざりしていました。

こちらの商品はホームセンターでたまたま見つけたのですが、よくホームセンターで売っている箱と違って補強リブが無く、天板も平らなのが興味を引きました。補強リブが入っているとその分嵩が増しますが、この箱だったら純粋に仕切りとしてのスペースしかとらないし、天板は物を乗せられてテーブル代わりになると思ったのです。

実際使ってみての感想ですが、
・パッキングがすっきり
・探し物ゼロ
・荷物のつぶれなし、こぼれなし
・個別に袋に入れなくていいので、取り出しやすい
・すぐに戻せるので、テーブル上がものだらけにならない
・シートバッグの中の配置が自然と固定され、パッキングがスムーズになった
・バッグの中で回りの物もつぶれづらくなった
・シートバッグの形が維持されやすくなった
などなど、なんだかいいことずくめです。

思っていたのと違った点やネガとしては、
・絶えず中の物を出し入れするので、テーブルとして天板に物を置くのは邪魔で適さない
・蓋をロックできないので、カバンの中でずれることがある
・リブが無い分強度は低いと思われる
・バッグに入れてしまうと、中身をほとんど出さないと箱の中の物が出せない
ことでしょうか。

ともあれ、目的の「面倒くささの解消」という意味では、導入して大正解かなと思いました。

夜の間はちょっと寒かったですね。バイクジャケット以外の服を全部着て、ダウンシュラフにシュラフカバーで寝たのですが、思ったより冷気が染みこんでくる感じがしました。寒くて眠れないという程ではなかったですが、快適とは言えなかったです。

翌朝起きてみると、テントの中に白い粉が散乱していました。荷物も白い粉まみれ。何かというと、シュラフカバーの内側のコーティング?のようなものが劣化してはがれていたのでした。これで保温性を損なっていたのかもしれません。シュラフカバーは廃棄😢

シュラフも約20年前にヤフオクで落札したスペックもよくわからない中古です。これまで何度か新しいシュラフを買おうと検討したのですが、最後の最後、「本当にそんなにキャンプするの?」という自分への問いかけで、「う~ん、しないかも」という結論でした。でももう一度検討しようかしら。

モンベルのシームレスダウンハガー800#3がライダーに定番らしいです。今のシュラフは重量1.3kg、収納18×30でしたので、今よりコンパクトで圧倒的に軽くなるのは魅力ですね。シュラフカバーを買うよりいっそこちらを買うか…ちょっともう一度検討してみます。

安いので工夫してしのぐのも手かなとも思います。この値段ならダメもとで買ってもいいかな?

もう一つ今回導入したのが、セカンドグリル。

私の使っているストーブは小型で五徳も小さいので、取っ手の長いホットサンドメーカーは安定しないのです。普通の鍋もちょっと怖い時があります。これに乗せれば、料理をひっくり返すという悲劇を回避できる可能性が高そうです。
それに加えて、私は布のテーブルを使っているので、調理した直後の熱い鍋を置く場所って意外と困るんですよね。その問題もこれで解決というわけです。純粋にテーブルとしても使えます。
また、焚火で調理するときにも、これを応用して使えるかもとも思いました。

ということで初使用してみたのですが、期待通り安定性、利便性は向上しました。しかし、「絶対あったほうが良い」という程でもないかなというのが感想です。バッグにスペースが厳しければ、持ち物からは外すかもしれません。

折りたたんでコンパクトで良いと思ったのですが、微妙にパッキングし辛かったです。私が使っているタナックスのフィールドシートバッグでは、側面に立てて入れようとすると、横棒のでっぱりの分だけ入らないのです。無理やり入れるとバッグを突き破りそうです💦

逆に言うと、両サイドの出っ張っている部分をカットするとピッタリかも。今度やってみようと思います。

そして朝食ですが、こちらもキャンプ気分を味わうための手法として、ホットサンドメーカーを活用します。ホットサンドメーカーは嵩張りますが、挟んでいろいろ焼けるし、温めにも使えるし、フライパンとしても使えるので、持っていきたいですね。

そして食材はコンビニパンですが、こちらを焼きます。

どちらもとてもおいしくできました👍

フッ素加工でこびりつきにくいので、片付けはウエットティッシュで拭くだけで済んでしまいます。冷凍の餃子や焼きおにぎりなんかも良いと思います。

今回のキャンプでは、コンディションが本当に最高でした。天気、気温、風、湿度、騒音、虫などなど、キャンプの条件でいうと、気温が思ったより低かったこと以外は完璧でした。こんなことはなかなかない幸運です。

そしてまた、新しいキャンプグッズも欲しくなってしまうのが、キャンプのいけないところですねw

朝のさわやかな雰囲気を存分に楽しんだ後は、ツーリングを再開。

大滝
おおすごスキー場跡
会津名物 ソースかつ丼
会津若松市 とん亭
雄国パノラマライン 恋人坂
白布峠
御霊櫃峠

2日目も満喫して無事帰宅しました。
ツーリングの詳細はぜひ動画の方もご覧ください!

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