レビュー

Amazon電熱グローブ&電熱ソックスレビュー

冬もバイクを楽しむ!晴天率の高い、空気の澄んだ関東の冬こそ、むしろツーリングシーズンと言える!……寒ささえ何とかなれば。

ということで、最近は電熱ウェアやヒートグリップを活用していますが、Amazonで売っている格安の電熱グローブ&ソックスを購入しましたので、レビューいたします。

電熱グローブ

購入したのはコチラです。私が買った時は5,980円でしたが、今見たら4,580円になっていてちょっとショック。季節ものですから、時間がたてば値段も下がるということでしょうか。

サイズ感・操作性

サイズ感としては、通常Lサイズ使用の私がLサイズでピッタリでした。
電熱・防風・防水ということで、当然のことながらモコモコです。操作性が悪いので冬用のグローブを敬遠するライダーも結構いますが、そういう方には最も適さないタイプのグローブと言っていいでしょう。

私は厚手のグローブは慣れているためそれほど気にはなりません。レバーへの指の掛け替えやウインカーの操作など、一般的な冬用のライディンググローブと比べて、「電熱だから」「安いから」ということで著しく操作感が悪いということは無いと感じました。

温かさ

分厚い恩恵として、グローブ単体でもかなり暖かいです。電熱を入れなくても、私が持っているグローブの中で一番暖かいと思います。

電熱については、手の甲側、各指の第一関節付近までヒーターが入っている感じです。3段階で調整でき、弱から暖かさはしっかりと感じられます。ヒートグリップの代わりとして十分に使えると感じました。しかし、指先まではヒーターが入っておらず、ある程度の時間走り続けると指先の冷たさが気になりました。

私の経験では、10℃を下回った中で30分以上走れば、ヒートグリップでも手の外側が寒くて辛くなります。ですから、ヒートグリップとの併用はアリ。双方の弱点をカバーできるので、むしろ積極的に併用したいと考えています。

バッテリー

気になるバッテリーの持ちについてですが、弱で8時間程度、強だと3.5時間ということスペックに対し、実際の使用においてもおおむね合っている印象です。前述のとおり単体でも十分暖かいので、一日通してのツーリングであれば、太陽が出ている日中はオフにしておくなどして、寒い時間帯にしっかり使えるようにペース配分すると良いでしょう。

バッテリーは手首の付近に収納されますが、走行中に邪魔に感じることはありません。また、グローブの裾をウェアの袖の中にいれる場合も問題ありませんでした。

まとめ

メリット:バッテリーなのでウェアとの結線が必要ない・バイクから離れていても電熱を使える・風が当たる手の甲側を温めてくれる

デメリット:バッテリー充電の手間・電池切れの不安・操作性の悪さ

結論としてまして、真冬のツーリングにこのグローブは十分アリ!だと思います。

電熱ソックス

足の寒さについては、手よりはかなり耐えられるのですが、それでも長時間になると辛く感じることがありました。今回、電熱グローブを買うついでにつられて買ってしまいました。
私が購入した商品は販売ページが消えてしまいましたので、類似の商品のリンクを載せておきます。私は3,599円で購入しました。

サイズ感

フリーサイズというかなり強引な設定でした。私は靴は27cmを履きますが、サイズ的には問題なく、むしろもう少し大きい人も履けそうです。ということは足が小さい人はだぶつくかと思います。
厚手ですので、普通のソックスでピッタリのブーツでは、当然きついです。

バッテリーはふくらはぎの横に収納されます。ハイカットのライディングシューズでも、ずり下がってこなければ位置的には干渉しません。しかし、レーシングブーツやオフロードブーツほどの丈になると、ブーツの裾との干渉はあると思います。

暖かさ

普通の厚手のソックスと変わらず、履き心地も「電熱だから」悪いという印象はありませんでした。単体での暖かさも普通の厚手のソックス並みにあります。ただしサイズ的に少しだぶつき感があり、ジャストサイズではないという意味での履き心地の悪さはありました。電熱線の存在は感じられると言えば感じられますが、気になるほどではありません。

温度設定は3段階ですが、弱だとほとんど感じられません。中、強でほんのりと暖かいかなという感じです。実際の使用で感じるのは、「暖かい」というよりは「寒くない」という感覚です。しかし、意識してみると確かに温められていると感じます。

また、電熱は足の甲の部分になりますが、指のほうまではないので、指先は寒くなってきます。指先の寒さと比較すると、甲の部分の電熱が効いているということが感じられます。

操作性

バイクを操作するという意味での操作性は特に問題ありません。

問題はオンオフや温度調節に関する操作性です。これは靴下という性質上やむをえないのでしょうが、ふくらはぎの横付近にあるバッテリーで操作することは、寒くて何重か履いているライディングパンツの裾をまくり上げて行わなければならないため、とてもやり辛いです。

裾が絞られている形状のパンツだと、実質的に履いた後の操作は不可能になってしまうかもしれません。

結局のところ途中でオンオフするのは面倒なので、最初に弱に設定して、一日中つけっぱなしという使用の仕方になっています。

しかしながら、バッテリーとの接続コネクターが外れやすく、また、スイッチも押されやすいのか、家に帰って脱ぐときになって、スイッチがオフになっていたことに気づくことが何度かありました。

ソックスの場合、ブルートゥースなどで遠隔でオンオフや設定ができるなどの機能が欲しいところです。

まとめ

メリット:足の冷えに効果あり・バイクの操作性は問題なし

デメリット:バッテリー充電の手間・電池切れの不安・電熱ソックスの操作性の悪さ・電熱範囲の不足(指先)

結論としては、電熱ソックスの導入は微妙でした。極寒で長時間走るならばぜひ使いたいと思いますが、無ければ困るという程でもないです。また、冬の日帰りツーリング(早朝や夜間除く)であれば、操作の手間やサイズ的な履き心地の悪さを考えると、無くても良いレベルです。今後の改善に期待です。

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