ジムカーナ

【ジムカーナ】#27 サスセッティングでハマる【平日練2/14】

ウミガメ練習会から3日後。気温18℃ということで、季節外れの最高のコンディションでした。

今回の課題

・前回走行でやりかけだった新フロントサスに対応したリアサスのセッティング続き
・新サスの強みを生かすための練習
・メタリカブレーキパッドのテスト(フロント)
・中古α13(リア)のテスト(練習に使えるか。乗り味はどうか)

今回のコース

高速セクションが多く、2速に上げるかどうか微妙な場所が数カ所。
高いスピードからフルブレーキングで一気に旋回する180°~360°ターン、狭い切り返しに備えた進入のライン取りなどがポイント。

中間付近の「順不同 方向指定なし」とある部分は、右回りか左回りかを選択することになります。右回りだと距離が短いけど切り返しが増え、左回りはスピードは乗せられるけれど距離が長いというパイロン配置になっていました。

走行1

L1 1分37秒887
L2 1分37秒510
L3 1分37秒310
L4 1分34秒732 ☆
L5 1分34秒943
L6 1分35秒485
L7 1分35秒372

1周目、コース間違いや迷いもなく、まぁまぁの走りでまとめられました。ただ、少しマージンがある走り方でした。2周目はその分攻めたつもりでしたが、0.3秒しか縮まらずでガッカリ。しかしなぜか4周目に急激なタイム短縮がありました。それなりに上手く走れた気はしましたが、そんなに急に縮まるほどの感覚は無かったので驚きました。

中間の選択区間に関しては3周目に左回りしてみましたが、あまり速くない感じがしたので、基本的に右回りで走りました。

走行2

L8 追い付き
L9 計測エラー
L10 計測エラー・追い付き
L11 1分34秒938

リアサスイニシャル9mm→6mm
L12 1分34秒160 この日のベストタイム

L13 ゴール前の回転で転倒
L14 1分34秒668
L15 1分35秒293
L16  1分34秒554

リアサス圧側減衰1/2回転緩め(高速側・低速側とも)
L17 計測エラー
L18 1分34秒816
L19 1分34秒990

計測エラーなど走った感覚と結果(タイム)のすり合わせができず、若干頭が混乱しました。
リアサスイニシャルの変更に関しては、良くなった感触もあり実際にベストタイムも出ましたが、バランスを崩しやすく扱いづらい感じもしました。実際、L13では良い感じだったのですが攻めた結果転倒してしまいました。

回転の後半に速度が不足して倒れ込んだのですが、そのまま回転の勢いがついて回り過ぎてしまい、その後ちょっとバイクが勝手に走るような状態になるという、少し危ない転倒でした。その結果心理的に少しブレーキがかかり、その後のタイムに影響したように思います。

リアサスの圧側減衰変更に関しては、回転中のバランスがとりやすくなった気がしましたが、あまり速く走れている感覚が無く、「安定するけど遅い」セッティングという感じがしました。

走行3

「不安定だけど速い」と「安定するけど遅い」の間を取って、
リアサス圧側減衰1/4回転締め(高速側・低速側とも)
L20 1分35秒293
L21 1分34秒507

リアサス圧側減衰1/4回転締め(高速側・低速側とも)=ベストタイムが出た時と同じ状態
L22 1分34秒527
L23 1分34秒349 ☆

リアサス圧側減衰1/4回転締め(高速側・低速側とも)
L24 転倒
L25 1分34秒577

リアサスのイニシャル6mm→5mm
L26 1分34秒498
L27 1分35秒268

リアサス伸び側の減衰を1クリック緩め
L28 1分34秒743

走行後にリアサスセッティングを戻す
 伸び側減衰 1クリック閉め
 圧側減衰 1/4緩め
=本日のベストタイムの時の状態に対してイニシャルのみ5mm

色々やってみましたが、セッティングを変更してもタイムに大きな変化はなく、「この周は上手く走れた!」と思ってもやっぱり大した変化なし。これはセッティングや走りの出来よりもほかの要素(疲労やタイヤ摩耗など)が大きく影響しているパターンかなと思いました。こういう時はあれこれいじっても正しく評価できないし、悪あがきして粘って走っても仕方ないというのが私の経験です。

走行4

タイム更新やセッティングを進めることはあきらめて、タイヤをQ5からα13に、Fブレーキパッドをノーマルからメタリカに変更しました。
タイヤに関しては中古で買ったスペアホイールについていた9年前製造の物で、間違いなく劣化しています。しかしタイヤが無い状況なので、「練習で使えないか」ということと、「多少なりともα13の乗り味が分かれば…」という目的です。
ブレーキパッドについては、フロントブレーキの制動力不足を補ってくれることを期待しています。フロントブレーキの効きが変わるのは走行内容に影響が大きいため、サスの確認を優先していて後回しになっていました。

L21 1分40秒893
L22 1分39秒704
L23 1分38秒303
L24 1分44秒268

タイムは約4秒落ち。慎重に走った分も含めて考えれば、タイヤ意外と使えるなという感じです。ただ、やはりバンクを深めると滑ります。ジムカーナを始めた直後のようにただ走り込みたいだけならアリかもしれませんが、今これで走る意味はないですね。ターンに入る時の速度、倒しこみの速さと深さをかなり遠慮する必要がありました。逆に、グリップが良ければその部分でタイムを稼げるんだなと思いました。

ブレーキは少し効くようになった気がしますが、それよりブレーキの引きずりが発生しました。どうやらピストンが固着というか、かなり動きが悪いようです。オーバーホールしたほうが良い感じです。

まとめ

トップタイム比 107.964%

前回のウミガメ練習会では初め前後バランスが悪くて苦しみましたが、後半に試したセット変更で良い方向になりました。今回はその方向でさらにセッティングを進めるはずでしたが、結局行ったり来たりしてあまり変わらずでした。それでも思い切ってバイクを倒せるようになったし、思わぬ挙動で戸惑うことも少なく、かなりイメージ通りに攻めることができて、速く走れているように感じていました。

サスの仕様変更の効果も活かせてきたようだし、「タイム比も良くなったんじゃないかな~、105%切れるんじゃないかな~」と思ったら、まさかの107%でした。

走っている感覚とタイムとの乖離があり、現状をどうとらえて良いのかわかりません。何か他の要因が影響しての事なのか、それとも仕様変更が失敗だったのか…自分としては「タイヤが減っていたから」と「久しぶりのジムカーナで疲労がたまっていたから」ということにしたいところですが、安易に楽観視しないで、比較映像を分析し、改善点を探りたいと思います。

-ジムカーナ