2025年4月29日、つくばラジコンパークでGFCC2025に参加しました。

目標
初出場だった昨年のGFCC2024では予選22位でBメイン入り。決勝は21位/70人、トップとのタイム差は2.1秒(112.63%)でした。
この1年、結構経験を積めましたし、上達したと思うので、少しはこれを上回る結果をという気持ちはあります。また、他の車両とのやりくりなども考え、GFCCにGENOVAで出るのはこれで最後にしようということで、最後に納得できるレース内容にできれば良いなと思います。
車体のほうはトップ想定タイムから1.5秒~2秒遅い感じで、そのうえあまり安定性もあるわけでもないというイマイチな仕上がりになりました。
本番コース・練習
今回は「当日にコースが変わる」ということで、どんなコースになるのか楽しみにしていたのですが、2カ所のコーナー頂点付近に黄色いプラスチックディスクが置かれるということで、想像より小変更でした。
走ってみると走行ラインとしては乗っても姿勢を乱されるほどではないので、これまで通りのラインでも走れるかんじでした。ただ、ディスク上はグリップが低くステアリングやアクセルは効かないので、速度を落としてインを走るか、踏まないようにアウトを走って速度を維持するかということになり、結果として全体的にタイムは0.5~0.6秒落ちたようです。
いざ練習走行で走り出してみるとなぜだか車体が不安定で、慎重に走ってもジャンプでひっくり返ること数回、まともに一周も出来ずに終わってしまいました。

予選1回目
練習走行で謎の不安定さから不安なままのスタートになりました。ただ、場数を踏んだおかげか全く緊張はしていませんでした。
結果 7位/10人 26位/59人
ベストタイム 19秒656 トップ差2.1秒、タイム比110.48%
2回の転倒もありましたが、何か不安定な感触で全体的に思うような走りは出来ませんでした。


予選2回目
何気なく車高を確認したらちょっとずれているのでサスを確認したところ、なんとスプリングアジャスターの位置が左右でずれていました。しかも前後とも…
原因はレース前にオイルを入れなおしたりという整備をしたときにアジャスターが回ってしまったのですが、整備後に再調整するのを忘れていたというミスでした。
劇的に、という程ではないのですが、車体の動きも落ち着き、2回目は転倒無し。走行内容もまずまずでした。1回だけ、トップにコースを譲るときに避けすぎて壁に当たって大きくロスしました。でも、トップ争いの邪魔をしていたほうが後味が悪いので、これはしっかり避けれて良かったです。
結果 4位/10人 18位/59人
ベストタイム 19秒632 トップ差2.1秒、タイム比110.34%
走行内容は満足ですが、9周3分2秒5だったので、あと2.5秒速ければ10周に入れたのと、良い感じだったのにベストタイムがほとんど変わらなかったのがちょっと悔しかったです。

決勝・感想
全体18位ということで、Bメイン6位スタートになりました。Bメインの他の方を見てみると、Aメインに入れるくらいの速いタイムを出している方が数人、他は私と同じくらいのベストタイムの方という感じでした。転倒しないでコンスタントに走れれば真ん中くらいの順位は可能かもしれないと思いました。
そんなわけでやる気満々でスタートした結果、まさかのスタートウイリーからの転倒でいきなり最下位になりました。その後1~2周目の混乱もあり、一時6位まで順位を回復しますが、トータル4回ほど転倒もあり、後半は順位を諦めて自己ベスト更新を目指して走ることになりました。
・最終結果
Bメイン 10位(最下位)、全体順位20位(賞典外2名を除く)
ベストラップ 19秒677(自己ベスト更新ならず)
転倒をたくさんしてしまったので順位は仕方ないのですが、スタートから脱落してしまってレースにちゃんと参加できなかった感じがして、そこが心残りです。まさかあんなにめくれるほどパワーがあるとは思いませんでした。今回のためにわざわざ買ったマッチドプロのパワーが皮肉な形で発揮されてしまった感じです。
ただ、それだけでなく決勝は車の安定性もちょっとイマイチでした。確かにスタート失敗した焦りもあったのですが、かつてのように緊張で震えていたわけでもなく、慎重さ丁寧さも意識しながら走っていました。しかし、どうもジャンプでロールしたり尻上がりになったり、そこまで悪い着地姿勢ではない感じなのに急に横向いたりということがあり、難しかったです。転倒も、ミスったというよりは、その難しい動きに対処しきれなかったという感じです。残念ながらベストタイム更新もかなわずでした。
そして後日、どうにも気になったのでアライメントゲージで確認したところ、左側のキャンバーだけ前後とも増えてしまっていました。おそらく転倒などの時に強く左側を打ち付けて、ロッドが詰まってしまったのだと思います。これは以前もあったことで、レース前に確認しておくべきでした。これがいつ起きたのかはわかりませんが、予選2回目は普通に走れていたので、すべての原因というわけではないと思います。ただ、左右のキャンバーのずれは、ジャンプの踏切りや着地での不安定な挙動の原因としては納得という感じです。

・感想
Aメインはどうあがいても無理だと思っていましたので、Bメインに入れてそこまでは良かったのですが、スタートバク転でちゃんとレースを楽しめなかったのが残念でした。とはいえ結局は転倒&転倒で順位は大差なかったでしょう。去年からの進歩を示せるような結果ではありませんでしたが、練習や他のレースを通じて進歩は感じることができていますので、これもレースということでそれほどがっかりはしていません。
レース前から決めていたとおり、GENOVAでのGFCC参戦はこれで終わりにします。GENOVAでのハイグリップカーペットコースの走行は難しかったです。GENOVAは基本的にダートを走る設計思想の構造ですし、コストや壊れにくさなども考えられているので、カーペットで難しいのは仕方ない事です。そんな車両をうまく走れるように仕上げることは練習にもなるしセッティングの勉強にもなりました。しかし、経験やノウハウの少ない自分には気持ちよく走れる状態に仕上げるのはかなり難しく、走らせていてもあまり楽しくなくなってしまいました。苦労して仕上げることで経験を積み技術を身に付けるのも一つのやり方ですが、あくまでも走行を楽しむことをメインとしてやっていこうと思います。
・重大発表「ネオクラシック4WD」
前々からミドルクラス4WDを各社で出してくれないかなと思っていたところ、G-FORCEの重大発表がソレだったので歓喜しています。これは欲しいですね。発売が夏~秋ころということで、とても楽しみです。値段も未定ということですが、定価で4万円台中盤というところでしょうか。新規開発ということなのでコストはかかっていると思いますが、定価39,600円のダートクロスと同じくらいの車格というイメージなので、あまり上がると競争力が無くなってくるのかなと思います。普及できる価格帯で発売され、ジェノバと同じようにジャンルを盛り上げてくれることを期待しています。


