ジムカーナ

ジムカーナ#11 SRTTジムカーナ7/25 転倒負傷からの…

ダンロップ杯第3戦ではC2昇格を果たし、次なる目標、事務茶屋杯C1昇格に向けての練習です。

今回やること

YSSのリアサスを使い始めましたが、ポン付け状態でセッティングをしていませんので、減衰などをいじってみます。前回のウミガメ練習会終了後、「圧側減衰を全抜きにする」というのが良いらしいと聞いて、やって見たくてウズウズしておりました。

あと、リアサスが深く沈むとエンジンも擦りやすいだろうと思い、エンジンガードを付けました。

コース

比較的スピードが出るパートが多そうで、私の苦手なポイントはなさそうだし、比較的憶えやすいレイアウトでした。2周しか慣熟歩行ができませんでしたが、憶えるのは問題ない気がしました。

最初の2周

L1 1分43秒254
L2 1分42秒232

1周目はこれまでからすると割と満足できる内容だったと思います。一方で2周目はスタート直後の2本目の回る方向をミスしかけてロス。憶えたつもりで、さらに1周目間違わずに走れた安心感から油断した結果、「体が反応してしまうルート」に釣られてしまいました。

ジムカーナのコースは右左右左といったリズムや、パターンの決まったセクションがある中で、ところどころそれを崩してくるパートがあり、一旦憶えても走りに夢中になるほどにミスしてしまうことがありますね。

一応それでも1秒のタイムアップは果たせました。

3周目以降~転倒

L3 1分41秒686
L4 1分42秒155
L5 1分46秒860
L6 ミスコース
L7 1分41秒197
L8 1分41秒106
L9 1分43秒154(パイロン)
L10 転倒

3周目、さらにタイムを上げることはできましたが、その後は頭打ちになり、暑さもあって集中力も落ちたのか、ミスが出始めました。

そして10周目、4本目の右ターンから切り返しながら左の緩いターンに入るところで、リアを滑らせて転倒しました。

アクセルを戻した時にエンジンブレーキでリアタイヤがスライドすることが何度かあったポイントでしたが、この時は何か操作のタイミングが悪かったのか、一瞬でグリップを失いました。

ジムカーナをやり始めて何度も転びましたが、一番ハードでした。転んだあとにバイクだけハイサイドしてましたが、一緒にぶっ飛ばされなくて良かったです。付けたばかりのエンジンガードは一瞬で吹っ飛びました。付いている意味……

そして倒れた直後、肘プロテクターのないところが地面に当たり、擦りむきました。アスファルトで擦りむくのは結構痛くて、かなり気持ちが萎えました。
単品の肘プロテクターよりずれにくいと思って、着るタイプのプロテクターを使っていたのに、これでは意味がない。次からは革ツナギにしようかなと真剣に考えるとともに、この日これ以上走るのが怖くなりました。

救急箱から大きい絆創膏?頂きましたが、これからは自分で消毒薬と絆創膏は持っておこうと思います。

リアサスセッティング

傷は痛いしくそ暑いしでかなり休みましたが、このまま帰りたくはない。タイム遅くても良いからリアサスのやりたかったことを試すことにしました。

転倒した場所はビビりながらも、アクセルを丁寧に操作するようにしてやり過ごしました。アクセルを少し戻してパーシャル状態にしようとしたときに、ちょっと戻し過ぎると思ったより強くエンブレがかかってしまうのですが、この点は前々から課題だと思っていたところでした。エンブレ対策しないと、得意なはずの中速コーナーが十分生かせないです。

L11 1分47秒670
L12 1分42秒384
L13 1分40秒879
L14 1分41秒449

ビビりながら走り始めたのですが、3周目にはタイム更新してました。ということで、ペースが戻ったので、やってみたかったリアサスのセッティングに入ります。

①リアサス圧側ダンピング 18クリック戻し→全抜き
L15 1分43秒090
L16 ー
L17 1分42秒689
L18 1分42秒856

イマイチでした。タイムが明らかに出なくなりました。全抜きがやり過ぎなら…ということで、それなりに減衰を掛けました。

②全抜き(33クリック戻し)→22クリック戻し
L19 1分42秒919
L20 ー
L21 1分42秒961

あまり変わらずイマイチ

③22クリック戻し→18クリック戻し(D杯2ヒート目の状態に戻した)
L22 1分41秒495
L23 1分40秒515

明らかに良くなった(元に戻った)ので、さらに2クリック戻す

④18クリック戻し→16クリック戻し(D杯の1ヒート目と同じ)
L24 1分42秒008(パイロン)
L25 1分40秒719
L26 1分40秒629

悪くなかったが、タイムが上がらないので、元に戻す

⑤16クリック戻し→18クリック戻し
L27 1分41秒276
L28 1分39秒990☆
L29 ー
L30 1分41秒069

リアサス圧側減衰調整の結論としては、ナント、D杯第3戦の2ヒート目の状態がちょうどよく、それより減衰が強くても弱くてもイマイチ…という結果でした。たまたまあてずっぽでやった状態がピンポイントで良かったなんて、ウソみたいですが…
一番走り慣れている状態でタイムが出やすかっただけなのではないかとちょっと疑っておりますが、まぁとりあえずこの状態で悪くはないはずです。

サスセッティングで伸びしろがあると期待していたので、ちょっとガッカリでもありました。今回は圧側減衰に高速側、低速側両方まとめて動かしましたので、またそれぞれも個別にやってみたいと思います。

午後の走行

減衰全抜きの話と同じく、ウミガメ練習会で仕入れた「リアの空気圧を高めにしている」という情報を試してみることにしました。

①まずは午前中と同じ状態で走り始め

L31 ー
L32 1分51秒102
L33 1分42秒305
L34 1分40秒657
L35 1分40秒200

午前中と同等のタイムが出たので、セッティングに取り掛かります。

②リアタイヤの空気圧 温感1.7k→2.4k

L36 1分42秒370
L37 1分40秒951
L38 1分40秒782

通常ありえないような極端な空気圧の変化にもかかわらず、意外と普通に走れて、感触も悪くない。リアに荷重をかけた時に踏ん張る感じが出て、良いような感じもしました。タイムは少し落ちましたが、使いこなせればアリなのかも?という印象でした。

そこから下げたらどうなるかを確認してみます。

③リアタイヤの空気圧 温感2.4k→2.2k

L39 1分40秒465
L40 1分41秒357
L41 1分41秒088
L42 1分41秒454

同等のタイムも出ましたが、40秒台は出にくく、ミスをしやすい印象でした。
とりあえずもう少し下げてみましょう。

④リアタイヤの空気圧 温感2.2k→2.0k

L43 1分49秒286
L44 1分41秒619
L45 ー

タイムも出ず、ミスも出ました。

⑤リアタイヤの空気圧 温感2.0k→1.8k

L46 1分40秒652
L47 1分40秒580

40秒台中盤に戻りました。

リアタイヤの空気圧 温感1.9k(上がっていた)→1.8k(再度調整)

L48 1分40秒511
L49 1分40秒269
L50 1分40秒795
L51 1分40秒705

空気圧が上がっていて、再調整後、周回を重ねるとタイムが出づらくなるということで、空気圧がより低い方が良いのではと思いました。

ここで休憩していたら、林さんが私のタイムを0.06秒更新したということでした。「最近勝ってるし、今日は負けといてやるか~」なんてことは当然無く、負けられない戦いがそこにあるのである(!?)

⑦リアタイヤの空気圧 温感1.8k→1.6k

L52 1分41秒365
L53 1分40秒068
L54 1分40秒448
L55 1分39秒734
L56 1分39秒168☆
L57 1分39秒206
L58 ー
L59 ー

結果、空気圧は低い方が明らかにタイムが出しやすかったです。これはグリップ力というよりは私の好みと、これまでの慣れの問題かもしれません。

感触が良くなったので、A級の選手が言っていた「コース上に落ちているコンマ1秒を集めるんだ」という言葉を思い出し、特に回転を一つ一つ集中して丁寧に回っていくようにしたところ、ついに午前中の一発タイムを更新できました。

その中で、回転に入るときのコツみたいなものが掴めた気がします。

これまで回転に入ったときのアクセルの開け加減が難しく、開けすぎて車体が起きたり大回りになったり、一方で開けたりなくてふらついて足が出てしまったりということがありました。大会の一発勝負で思い切りいけない原因の一つでもあるかと思います。

今回気づいたのは、アクセルを敢えて遅らせるということです。それによって内側に倒れ込みますが、それを意識して体を準備しておけばそのまま鋭い回転に繋げられるし、その後にアクセルを開けてもバイクは起き上がらず、むしろより速く曲がれる感じがありました。

初めのころは回転自体が遅かったので、エンストが怖くてアクセルを早く開けることばかり考えていましたが、今はペースも上がってエンストの心配はしていないので、慌ててアクセルを開ける必要はなかったのです。また、アクセルを開けなくても倒れ過ぎないように、旋回に速度を残しておかなくてはならないため、進入速度も自然に上げられるようになった気がします。

まとめ

トップタイム比 106.777%
林氏に勝利 0.8秒

①とりあえずリアサス圧側減衰の設定は18戻しで

②空気圧は温感1.6kで(ただし気温が下がってきたらもう一度確認)

③回転は勢いをつけて入って、アクセルは焦らずに軽くあてるように開ける

④持つべきものは良いライバル

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