2024年3月17日、ダンロップ杯開幕戦です。
予報が21℃ということで3月としては大変暖かく、ウォームアップの心配が要らない最高のコンディションです。
今回の目標と課題
昨年後半から掲げている「C1クラス入賞」が第一目標になります。
一応前回の事務茶屋杯第1戦で6位には入れましたが、公式戦での入賞はもっとハードルが高いと思っています。もちろん優勝や昇格というのが大目標ではありますが、現実的なラインとしてまずはそこを次のステップと考えています。
不安要素としては、今年になって記録が若干落ち、練習会で107%をなかなか切れなくなっておりました。乗っている感じは良くてもタイムが伸びなかったり、新しいタイヤを履いたらタイムが落ちたりということで、空回りしているような感じもして、ちょっとしんどくなりかけていました。
また、昨年のD杯最終戦以来、つくばのコースを走っていないので、この独特な路面の感触にすぐ適応できるかということもちょっと心配していました。
タイヤに関しては、予定では先日事務茶屋杯でおろしたてのQ5フロントと、練習で少し使っただけのQ5Aリアで臨む予定でしたが、直前の練習の内容から、「新品タイヤにセッティングが合っていない」と考え、練習用に使っていたQ5前後(フロント0部山、リア1部山)で走ることにしました。
今回のコース
コース後半にある「エスカルゴ」セクションが目を引きますね。こんなセクションは走ったことが無いのでどうしたものかという感じですが、同時に面白そうだなとも思いました。
選択があるセクションはエスカルゴ中心のフリーターンをどちら向きに回るかだけです。
基本的に左右のリズムを崩されて間違うような場所は無く、素直に走れるレイアウトです。間違いが心配だったのは図左下の点線内、回転方向が決まっているので普通のフリーターンのつもりで入らないようにしないといけないのと、その後のセクションは若干入り組んでいるので間違いが心配かなと思いました。
本当はギアチェンジはしたくないのですが、コース前半の直線ではさすがに2速に入れないといけないなと思いました。ウォームアップで必死こいてシフトアップダウンの練習をしながら、「普段の練習でやっておけばよかった」と後悔したのでした。
第1ヒート
1分52秒811 +足つきペナルティ1秒 クラス7位
ゴール前の左回転で足を着いてしまいました。トップとは生タイムで2秒差。
思ったより速く走れたという感想です。バイクの感触は良いし、すり減ったタイヤですがグリップ感は問題ありませんでした。コース迷いもなく、それなりに攻めることができました。
課題としてはやはり、回転で足つきが怖くてどうしても練習のようには思い切りバイクを倒せないことですね。そしてコースの最後でちょっと頑張って倒したら、やっぱり足を着いてしまいました。
普段の練習でも、思い切りいけるようになるのはタイムアタックコースを3~4周してからです。大会ではウォーミングアップコースでは回転は出来ないので、スタート前8の字をやっているわずかな時間で感触を掴まなくてはならないのですが、8の字では狭すぎてスピードを乗せられないので、私に言わせれば結局は1ヒート目の走行がぶっつけ本番みたいな感じなんですよね。
2ヒート目はそこをどれだけ攻め込めるかが課題となります。
それとエスカルゴからゴール前セクションまでの直線でも思いのほかレブリミットに当たったので、その場所も2速に入れることにしました。
第2ヒート
1分52秒102 ペナルティ無し
攻めるつもりで臨んだのですが、足を着きたくないという気持ちが強く、ギリギリのところで半ば無意識的に抑えてしまいます。たぶん速くなったところとミスったところが混在してしまったので、わずか0.7秒というタイム更新にとどまった感じです。
とは言え、1ヒート目で足を着いた左回転では2ヒート目もバランスを崩し、ステップから足が外れました。それなりには頑張ったと思います。
結果・感想
108.43% C1クラス9位(総合45位)
入賞からは1秒、クラストップからは2秒、B級昇格からは3秒半、総合トップからは9秒の差でした。
目標達成できず悔しいです。しかし練習ではかなりハマっている感があったなかで、練習で107%台なのが本番で108%というのは思いのほか良かったです。
今年になってタイム比は伸びていないですが、本番2周でのパフォーマンスが上げれたのは練習の成果と場数を踏んだ(大会をこなした)成果と感じられて、空回りしているような徒労感があった気持ちが少し救われました。
攻めると言いながらも中途半端になってあまりタイムを上げられなかった2ヒート目でしたが、もし練習で走り込んだ時くらいの勢いで回転に突っ込んでいたら、きっと足を着いたと思います。ふらついてもギリギリこらえて曲がり切れるレベルのターンは自信が持ててないです。100%自信がもてるまでとは言わないですが、まだ練習が必要。実戦で使えるレベルではないのです。今回は今の実力は十分出せたと思います。
これからさらに上を目指すために必要なものは色々あるとは思いますが、今特に手に入れたいのは回転に自信を持って入れることです。
現状では、練習でも常に怖いです。「今回は上手く回れるかな?」という気持ちで進入しています。これでは本番では使えないです。目線や体の動かし方やアクセルブレーキの操作の仕方をしっかり意識しないといけないし、進入速度を精度よくコントロールしないといけません。そのうえで、バイクの状態をふらつきにくいように仕上げることもトライしていきたいです。
今年に入ってあれこれセッティングをして感じたのは、確かに回転の安心感が上がるセッティングがあるということです。それがどういう状態か、イメージが少し掴めてきました。当日の朝、その状態にちゃんと持っていけるように、練習で色々と試してみようと思います。
タイヤに関して
今回すり減ったタイヤで走りましたが、グリップ不足を感じませんでした。これはQ5が良いタイヤだということもあると思いますが、まだまだグリップを使えていないということでもあります。新品タイヤを履いてタイムが落ちるのは、上記の「回転の安心感がある状態」を古いタイヤで出してしまっていることが大きいのではないかと思います。ですので、セッティングは新しいタイヤでやっていきたいです。Q5が入手できないのが困りものですが…仕方ないのでリアはQ5Aで仕上げていこうと思います。
つくばの路面に関して
去年初参加した時に難しいコースで苦戦したトラウマもあり、つくばに苦手感を持っていたのですが、今回は全く路面の不安感を意識することなく走れました。C1でも後のほうの出走だった影響や、たまたま車のゴムが落ちていた等の偶然もあるかもしれませんが、苦手意識が減ったのは良かったです。