2024年4月14日、JAGE杯第1戦です。
24℃と4月にしてすでに暑さを感じる良い天気でした。
今回の課題
①いつも通り「回転」が課題ではありますが、「攻める」と言っておきながら心の底では「足を着いてペナルティを取られたくない」という気持ちが強く、半ば無意識で進入速度やバンク角を抑え、無難な走りになってしまうばかりだったので、「本当に足を着くくらいまで攻める」こと。
②コースを憶えたはずなのに、目の前のパイロンに意識が行き過ぎて次のパイロンへ入る方向を間違えかけるということを、ここのところ何度かやらかしているので、コース迷いをしないこと。
コース
JAGE杯は回転や選択セクションなどテクニカルなコースレイアウトになる傾向があるので、「とにかくグルグル回転してやるぞ!」と気合を入れていたのですが、なんと回転が2カ所しかない、まるでスラロームのようなコースレイアウトでした。
一方、高速コースかというとそうでもなく、レブにあたるのは2カ所だけでした。フリーターンの後の1カ所だけ、2速に入れることにしました。
コースのポイントとしては、スタート直後の直線から左に折り返して2本の間を通るところが非常に狭く、心理的に圧迫感があり進入角度が地味に難しいです。後はフリーターンが足つき不可なところでしょうか。迷いそうな場所もないし優しいレイアウト。走りに集中できるコースです。
C1の中では別にスラロームが速いわけでもないですが、回転が少ない分ミスをするリスクのある場所は減っているので、自分に有利だと言い聞かせて臨みました。
第1ヒート
1分34秒462 ペナルティ1秒 C1クラス13位
ペナルティの意識はなかったのですが、コース後半にアウト側のパイロンをフロントタイヤにあてていました。それだけアクセルを早く開けてアウトまで使ったということで、攻めた故のミスなのでOKとしましょう。
1周目としてはまずまず攻められたとは思いますが、どうしてもコースウォークと実際に走った時の感覚のずれがあって、思ったより次のパイロンが近く感じて早目にアクセルを戻したらちょっと距離が余ってしまうという空走区間が何カ所かできてしまいます。
また、180°ターンは回り終わりから加速への繋がりがもたついていました。
第2ヒート
1分33秒849 ペナルティ無し
「短い加速区間はオーバーランしても良いというつもりで加速する」「180°以上のターンでは足を着くくらいまで攻める」の2点を意識し、今回は今までより攻めれたと思います。
その結果、突っ込み過ぎて倒しこみが遅れた個所やふらついた反動でちょっとバイクが起きてしまった個所など、ミスは出ました。でもそこまで攻めたということで、今回は清々しい気分です。
結果・感想
C1クラス10位 108.49%
タイム的には32秒には入れたかったところです。チャレンジした結果がミスなくまとめられたら入ったでしょうが、本番で攻めて走ってミスをしないという結果を得るにはまだまだ練習の積み重ねが必要なのだと思います。今回はチャレンジするところまでは出来たので、良しとしたいと思います。
ちなみに6位入賞には32秒台前半が必要でしたので、自分のベストがしっかり出せたとしてギリギリ届くかどうかという感じです。まだまだ底上げも必要ですね。
今年は2月中旬から9週間で9回の練習会と4回の大会に参加しました。
週1回以上のペースでジムカーナをする2か月間でした。仕様変更やタイヤ変更によるセッティング出し、フォークの位置ずれによるセッティングやり直しなどもあっての事ではありますが、「集中的に取り組んだらどのくらいレベルアップできるか」という試みでもありました。
バイクの方は、フロントフォークの仕様変更、スプロケットの変更、チェーンとハブダンパーの更新、フロントにラジアルマスターシリンダーの導入などを行いました。
走りの内容としては、昨年からの課題である「回転」はかなり速くできるようになったと感じています。しかし、結果は6位入賞1回、トップ比はいつも107~8%、記録上のレベルアップはありませんでした。
昨年と比較できるものでは、長野練の6本パイロンが0.6秒記録更新、角助GPが0.1秒更新、8の字GPが記録変わらずでした。
唯一技術的にレベルアップできたと感じる部分としては、自己ベストのタイムが以前より早く出せるようになった気がするということです。
やってみてここまでの感想としては、短期集中でレベルアップできるほど甘くないなということです。去年の中盤くらいにはやるたびに改善の手ごたえと結果があったように思いますが、今は上達の壁にぶつかっている感じです。上手く走れなくてもがいているというよりは、割と上手く出来たと手ごたえがあっても、セッティングやパーツで改善したと思っても、タイムだったりトップ比だったりが伸びないという、感覚とのアンマッチがあります。
その結果、弱音というより実感として、これ以上記録を伸ばせる感覚がなくなってしまいました。1か月目くらいですでにちょっと辛くなっていました。期間の後半は、「練習のベストタイムを伸ばして底上げをする」よりも、「本番で練習のベストにどれだけ近づけられるか」を課題にしていた感じです。
集中的に練習してみて思うのは、やはり自分のモチベーションを保つためのペース配分は大事だなということです。もう少し長いスパンで見てじっくりと取り組んだほうが良かったようです。
今年はここでいったん区切りをつけて、練習間隔を減らします。走るだけじゃなくて少し考える時間取ったほうが良いし、ジムカーナから離れる期間もあったほうが良いと感じました。これはそれぞれの取り組み方によるとは思います。自分のジムカーナとの距離感やペースをもう一度見極めていきたいと思います。