Moto3
予選で下位に沈んでしまった鈴木選手、佐々木選手ですが、混戦のMoto3ですから、決勝の仕上がり次第で追い上げは十分可能だと期待していました。
しかし、スタート直後の混戦の中で佐々木選手は転倒リタイヤ。ぶつけられたようですね。後ろのスタートだとこれがあるから怖いんですよね。せっかくランキング4位で、前回の優勝で差も詰めていて、展開次第ではタイトル争いに混ざれるかも!?と期待していたところだったので残念です。
鈴木選手は順調に追い上げましたが、後半はペースがイマイチだったようで、トップグループから徐々に離れていく単独の6位ということになりました。
タイトル争いではガルシアが転倒でゲバラがトップに入れ替わったようですが、同じチームだし、正直違いがつかめていません💦
デニス・フォッジャは激戦の中、最後まで強い走りで優勝でした。
Moto2
ランキングトップに上がって期待の小椋選手、いいスタートで序盤イケイケな感じだったのですが、中盤~後半にかけてペースが落ちて5位という結果でした。後半に強い印象だったので、珍しいですね。こういうこともあると思いますが、ダメージを最小限に抑えた感じはさすがです。
残念ながらライバルのフェルナンデスが3位ということでに前に行かれてしまったので、ランキングは2位に下がりました。しかし、まだまだ僅差ですので、これからです。
同じくタイトル争いのビエッティは予選まで非常に好調だったのに、今回も転倒ということになってしまいました。序盤戦の粘り強さが無くなってしまいました。
優勝はアロンゾ・ロペス、初優勝。最近速さを見せて目立ち始めた印象がありますが、ついに優勝という感じですね。3位にアルベルト・アレナス。Moto3時代に小椋とタイトル争いをしてチャンピオンになったライダーですが、Moto2では苦戦している印象でした。しかし最近調子が上がってきていて、このレースではプラクティスでかなりいい感じでしたので、「優勝候補かも」と思っていたのですが、決勝ではそれほどでもなく…予想が外れました。
MotoGP
サンマリノGPと言いながらも、開催はイタリアですので、イタリア勢が張り切っています。ドゥカティもアプリリアも張り切っています。
ということで、プラクティスも予選も上位はドゥカティとアプリリアだらけでした。唯一日本車で頑張っていたのはチャンピオンのクアルタラロ、レースペースは好調という話も出ていましたが、やはりイタリア勢を前にして決勝では苦しい戦い。トップグループについていけず、単独5位。
ランキング2位のアレイシ・エスパルガロの前だったのは良かったですが、バグナイアが4連勝を決めてランキング2位に上がってきてしまいました。いよいよランキング上も本命同士の戦いですね。
ポイント差は30ということで、まだ焦るほどではないものの、後半戦のバグナイアの好調さは去年以上ですから、厳しい戦いになってきそうですね。
5年ぶりのポールポジションだったミラーはまさかの序盤転倒。序盤連鎖的に転倒があったし、他のクラスでも転倒は割と多かったので、いつ転倒するかわからない激しい戦いをハラハラしながら見ていました。
序盤はビニャーレスがイケイケでバグナイアを攻撃していたので、もしかしたら勝つんじゃないかと思いましたが、最後は離されていました。そしてバスティアニーニとの「来年のチームメイトバトル」が展開されましたが、僅差でバグナイアが逃げ切りました。これまでだったら1度や2度はコーナーを大回りしていたところですが、プレッシャーがかかる中で最後までミスなく走り切ったところは、連勝が自信になっているのか、確実にレベルアップしているところが伺えますね。
大逆転タイトルあるかも?