701スーパーモトで初サーキット走行

701SuperMoto

2025・10・17(金)、ハスクバーナ701スーパーモトでもてぎ北ショートコースを走行しました。

やりたいこと

・2年ぶりにサーキット走行を楽しむ

・7月に購入した701 SuperMotoの公道では発揮できない領域の性能を味わう

・新型コロナや後遺症の影響もあったので、筋力の落ち具合やどの程度頑張れるかを確認する

・サーキット走行の勘を取り戻す

・目標タイムは47秒台

走行内容

走行①
未計測
57.69
56.80
55.15
54.34
53.56
53.18 ☆
53.26
701での初めての走行、そして2年ぶりのサーキットということで全くフィーリングが掴めず、不安感でバイクをあまり傾けられなかった。体とタイヤのウォームアップになった。
走行後、空気圧を温感でF2.0、R2.2に合わせる。

走行②
53.14
52.49
52.76
52.35 ☆
52.69
ヘルメットのシールドをスモークからクリアーに変更したことで路面が見やすくなった。膝は一部のコーナーで一瞬ガリっと擦る程度。まだまだバンク角が浅い。
フロントフォークがある程度深く沈むくらいまでブレーキを掛けられるようになってきたが、早くも腕の疲労を感じ始める。
ペースが上がってタイヤがより暖まり空気圧もさらに0.05上がっていた。走行後再度F2.0、R2.2に調整。

走行③
52.37
51.62
51.24
50.99
50.37
50.20 ☆
50.24
横にタイヤを使う感触が感じられてきた。
走行後、空気圧を温感でF1.9、R2.1に調整。

走行④
51.33
50.43
50.11
50.16
49.56 ☆
やっと1~2コーナーで膝が擦れた。でも一瞬だけ。1コーナー進入で路面のギャップがあって車体が
走行後、空気圧を温感でF1.8、R2.0に調整。

走行⑤
50.03
49.37
50.44
49.44
48.85 ☆
49.03
かなり調子に乗ったイケイケ走りになってきた。不安感より楽しさが上回っている。
走行後、空気圧を温感でF1.8、R1.9に調整。

走行⑥
52.10
50.21
49.55
49.56
49.34
49.95
49.04
49.00 ☆
ちょっと引か家が出てきたからかベストは落ちたがアベレージは上がった感じ。1~2コーナーも先程より倒せている。

走行⑦
49.95
49.32
49.35
48.82
48.38
48.87
48.38
48.42
48.03 ☆☆
48.12
凄く乗れて来て少し長めに走った。今回のベストラップを記録。
走行後空気圧、F1.7に下げる。

走行⑧
49.53
48.42
48.71
48.40
48.32 ☆
空気圧のせい?ちょっと落ちた。空気圧はF1.8に戻す。

走行⑨
50.32
48.83
48.26 ☆
48.50
最後頑張ったしフィーリングも良かったが、路面がほとんど日陰になってきたこともあり、伸ばすことは出来ず。

まとめ・感想

ベストタイム 48秒03
(参考タイム SM450R 42秒5、CBR929RR 45秒9、S1000RR 47秒2、BUELL XB9S 47秒4、1098 47秒8)

目標の47秒台にはわずかに届きませんでしたが、ほぼ達成と言って良いと思います。参考に過去のタイムを振り返ってみましたが、同じようなランクのタイヤを履いて出せているのはやはり47秒台であり、それらは頻繁に走っていたときのタイムです。701は軽量ハイパワーでショートコースに適した特性であるとはいえ、2年ぶり&病み上がりでほぼ同等のタイムが出せたのは上出来だったと思います。

何より良かったのは、走行を楽しめたことです。

ブレーキからターンインでのフロントの信頼感が無かったり、フルバンクでのグリップ感が足りなかったり、加速でのリアの安定感が無かったりすれば、転倒の不安と戦いながら走ることになっていたと思いますが、そういった嫌な感触もほとんどなく、感触を掴みながら徐々にペースを上げ、後半の走行では完全にノリノリでライディングを楽しむことができていました。

2本目で腕が疲れたと言っていましたが、その後もへこたれずにチェッカーまで集中して走行できたのは、ひとえに楽しかったからです。

701スーパーモトは期待通り良い走りをしてくれました。ポテンシャルとしてはやはり、一番乗れていたころの状態で走ったとすれば45秒台は行くかなと思いました。油脂類とブレーキパッドを交換しただけ、中古で買ったままの状態でしたが、何も問題なく良い動きを見せてくれました。

以前SM450Rに乗っていた時、1コーナーの進入で酷くフロントから振動が来るので、「フレームがヘタっているのではないか」と疑っていたのですが、701でも似た症状が出たので、おそらく路面の影響だったんだなという気づきもありました。

ツーリング向けタイヤなのであまり強くブレーキを残した進入は出来ませんでしたが、スポーツライディングとしては十分楽しめました。ブレーキングでリアが全く暴れなかったのは、まだまだブレーキが甘かった証拠だと思います。しかし、リアが安定しているおかげで進入の不安感も少なかったです。

意外だったのは、パワーがある割に加速でのハイサイドの不安が無かったことです。最後は結構アクセル開けましたが、スライドしそうな気配はなかったですね。ギア比としては2速と3速を使いましたが、リアスプロケットをもっと大きくして2速をもっと高回転で使ったほうがコースには合うと思いました。1ヘアピン、2ヘアピンどちらも2速だと手前でギリギリレブに当たる感じなのですが、3速に上げるのはちょっとロスだったかもしれません。ただ、さすが700ccの大トルク、3速で回転が落ちてもぐいぐい加速してくれました。

今回は最後のサーキット走行かなと思いながら走っていたのですが、「こんなに良く走るならまた走りたい…カモ」と思ってしまいました。スプロケを替え、スーパーコルサを履かせれば今の私でも45秒台、少し走りこめば44秒までは出せそうな気がします。とはいえそういうチャレンジは過去に一度ならずやっているので、また同じようなことをするのにお金をかけるほどのモチベーションはないですし、タイムを追い始めるとリスクも高まり、タイムが出るまで満足感が得られなくなっていくので、今回はこれで満足しておくのが良いでしょう。前にもやったことをやるより、なにか新しいチャレンジをしたいです。

まとめのまとめですが、今回は走りを楽しめてサーキットの勘も戻り、目標レベルで走れて転倒なく追われたので大満足です。サーキットにまた通うというつもりはないですが、何か折に触れてどこかのコースで走って、サーキットライディングの勘は衰えないようにしたいものだなと思いました。

サーキット初心者へのススメ

MotoGPなどにあこがれて、また高性能なバイクを買ったなどでサーキットのスポーツ走行にチャレンジする方へ。

もてぎなどのロードコースもライセンスを取れば走れるのですが、全く未経験でいきなりロードコースを走るのは危険です。ロードコースは公道などの速度域と全く違うので、経験がないと必ずコーナーの手前でスピードを落とし過ぎてしまい、通常の走行ラインを横切るような形でフラフラしてしまいます。すると後ろから抜こうとしている人にとっては動きが予測できない恐怖の状況となります。もちろん接触のリスクが高くなります。スクールやショートコースでの走行で練習をしましょう。

北ショートコースはビジター(非会員)でも走行できます。「2R/Tクラス」の走行枠で200cc以上のバイクがナンバー有無を問わず走れます。ビジターの場合、入場料1900円、駐車料1000円、保険料3000円に走行料がかかります。今回はサービスdayだったので走行料は2時間半3300円、トータル9200円でした。安くはないですが、ショートサーキットの中では路面も設備も良いですし、空いていてペースが遅くても気兼ねなく走れるのも良いです。2~3回までなら会員になるより安く済むかと思います。それ以上通うつもりなら会員になったほうが良いでしょう。

まずは55秒を切るのを目標に走ってみてください。そしてツーリングハイグリップのタイヤなら52秒、スーパーコルサなどのハイグリップタイヤなら50秒を切れたら、ロードコースでも走行ラインに乗って走ることができると思います。

コメント

  1. 福原裕美子 より:

    またMotoさんのサーキット走行が見れて嬉しくてたまりません。701なかなかですね。48.03💐
    なによりも楽しく走れた事がよかったです。
    これが最後かもしれませんが動画に残っているのがありがたいです。最高に素敵でした。👍️

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