ツーリング

【番外編】雪祭り&流氷弾丸ツアー1

きっかけ

とある土曜日、ボケっと眺めていた某旅サラダで流れた「札幌雪祭りが始まりました!」とのレポートを見て、「あ~そういえば雪祭り見に行きたいと思ってたんだよな~」と思ったのがきっかけでした。

その時はさすがに、「雪祭りのためだけに北海道に行く」のはちょっとな…と思ってそこまでだったのですが、その後ニュースか何かで流氷についての話が出て、「流氷って毎年話題になってるけど、どれほどのものなんだろうな…」というところから、今北海道に行けば両方まとめて観られるのでは?ということに思い至りました。

どちらも人気のコンテンツだけに、飛行機やホテル、船も高いし予約も難しい。混雑するところも嫌いだし、確定申告の準備もあるし、お金もないし…と行かない理由がポコポコ出てきました。しかし、高くて混んでいるのはいつだってそうなわけで、それを言っていたら一生行けない。行きたかった、そして今行けるなら、行くしかない!!というわけで、弾丸ツアーの段取りに入りました。

予約

出発3日前の日曜日、スケジュールを決めて予約しました。長いので興味ない方は3へ進んでください。

まず、猫のシッターさんが来てもらえなければ出かけられないので、その問い合わせをしたところOKとのこと。次に冬の北海道で宿が取れていないのはヤバいと思い、ホテルを検索。案の定札幌のホテルは高いし満室のホテルも多かったのですが、一万円ほどで会場近くのビジネスホテルを押さえることが出来ました。

流氷については、時期的には可能性のあるタイミングということでしたが、流氷が来るかどうかは運しだいのようです。予備日を設定するかどうか悩みましたが、一泊増えれば結構コストが上がることもあり、今回はピンポイントで1日だけ、一点買いです!

流氷観光船が取れないとこれまた意味が無いので予約状況を確認したところ、そこそこ空きはある感じだったので一旦保留にしました。後から考えれば、キャンセル料が無いのだから今時点で押さえておけばよかったよかったのですが…

航空券も検索。
今回は茨城空港から行くことにしました。朝と夜の2便が出ていましたが、行きは朝の便が22,000円で、夜の便が15,000円と結構差があります。ちなみに新千歳からの帰りの便は、朝が15,000円で夜が22,000円。つまり、北海道に長く滞在できる便は高い7,000円高いということになります。国内線はほとんど乗らないので相場を知らないものの、雪祭り時期であり直前でもあるため、きっと通常よりお高いんだろうなと思いましたが、そこは考えないことにしました。

初めは安い方の便でスケジュールを組み立てたのですが、雪祭りをしっかり見学しようと思うと、1泊増えてしまう。もうケチケチしていたら行くこと自体が無駄になると思い、観念して朝便を選択しました。ということで、①行きの便、②札幌のホテルを予約。

続いて網走のホテルを探したのですが、これが札幌以上に選択肢が無く、いくら何でもという程高い部屋しか残っていなかったことと、交通の便も考えると北見のほうがよいということもあり、③北見行きの高速バスと④北見のホテルを確保。

ここまでできて、改めて流氷観光船を予約しようとしたところ、なんと予定日の予約が15:30出発の最終便しか残っていませんでした。しかも予約状況が△になっていたので、慌てて予約(⑤流氷観光砕氷船)を入れたものの、15:30分出発って暗くならないんだろうか、というかめちゃくちゃ寒そうなんだけど…と不安でした。10:00の便を予約しようと思っていたのに…なんでさっきやっておかなかったんだと後悔しましたが後の祭り。
ただ、結果的にはより網走を楽しめたような気がします。

この後はもう一泊北見の泊まって、翌日札幌に移動して飛行機に乗るのが普通の流れかと思いますが、北見→札幌の夜行バスがあるので、それを使うことにしました。そうすれば1泊分のホテル代が浮く上に、朝の便で帰るので飛行機代も大幅に削減できるからです。夜行バスはよく眠れないだろうし体力を削られるので、行きは観光優先でやめましたが、帰りはもう帰るだけですから、多少疲れても家に帰ってから休むということにして、夜行バスを予約…と思ったら、ネット割引予約枠がいっぱいになっていてまたまた焦りました。よく見たら通常料金の席はまだ残っていたので、500円ほど高いですが慌てて予約(⓺夜行バス)。

いよいよ最後、帰りの飛行機を取るという場面で、やらかしてしまいました。

なんと予約のメールアドレスを入力ミスしてしまったのです。振込はできますが、それをやっても案内が届かないのでは困ります。しかしキャンセルしようとしたら、「振り込み前ならばキャンセル手続きは必要ありません」(振り込み期限を過ぎると自動でキャンセルされるため)ということで、改めて予約を取り直したところ、今度は「席確保待ち」になってしまったのです。つまり、自分の間違って入れた予約のために満席になってしまい、新しい予約が取れなくなってしまったという、なんとも締まらない話です。

その時点で夜の12時を過ぎており、電話受付時間外でもあったので、すべての予約を完了できず翌日に持ち越しというよく眠れない状況になってしまったのでした。最後の最後でやっちまった…という思いとともに寝たのでした。

翌朝、電話で予約の修正を行い、無事予約完了(⑦帰りの飛行機)。そしてシッターさんにも予約確定⑧の連絡を入れて一連の予約が全て完了しました。出発2日前。一つでも予約が取れないと計画が崩壊する可能性があり、なかなか痺れる計画作成&予約ミッションでした。

①茨城→新千歳 スカイマーク 22,670円
②札幌のホテル 10,197円(全国旅行支援込み)
③札幌→北見 高速バス 4,970円
④北見のホテル 3,100円(全国旅行支援込み)
⑤流氷砕氷観光船 4,000円
⓺北見→札幌 高速バス 5,520円
⑦新千歳→茨城 スカイマーク 15,070円

1日目 雪祭りとジンギスカン

fbt

9:40茨城発の飛行機に乗るため、7:25に出発。国際線だったら2時間前には到着というイメージですが、国内線は乗り慣れないのでどのくらい前位に行けばいいのかと思ったら、20分前が搭乗手続きのリミットなんですね。そういわれると「20分前に行けばいいんだ」と考えてしまう私です。あぶないあぶない…70分ほどで付くので、1時間前には空港着という感じで出発しました。

機材はピカチュウジェットでした。見た時はギョッとしましたが、これはラッキーなことだったらしいです。

1時間半の空の旅で北の大地へ。時間が短いので窓際席を指定して景色を楽しみました。左側のほうがよかったかもと思いました。次の機会があれば…

空港からJR快速「エアポート」(1,150円)で札幌へ。ちょうどお昼時に到着。
改札を出たところから結構耳が冷たく感じ、ネックウォーマーキャップの上からかぶって耳をカバーしました。

大通り公園まで歩いて、念願の雪像にテンションが上がる。

雪像を見たいとはやる気持ちを抑え、まずは腹ごしらえということでスープカレーSOUL STOREへ。
コチラは丼から飛び出すごぼう天がインパクトの人気店ということですが、到着した13:00頃、列は中に数名、外に1名。とはいえそこそこの時間待ちましたが、食べ終わって外に出ると一階まで10数人の並び列ができており、タイミングとしてはなかなかラッキーだったようです。
料理はごぼう天が驚くほど柔らかくて臭みもなく、他の具材も含めておいしくいただきました。ただ、私が食べたかったスープカレーとは何か違うようにも感じました。

店を出ると14:30、そしてすぐ近くがホテルだったので、チェックインして不要な荷物を置いて、服装ももう一度整え直して出ることにしました。15:00チェックイン開始ということだったのでロビーで待つことになりましたが、連絡事項や情報の確認など、スマホをいじっていたらあっという間でした。

ダウンインナーパンツを履き、上もインナーを一枚増やし、張るカイロをお腹と腰に装備して防寒。不要な荷物を減らしてから、いよいよ本格的に雪祭りの見物に出発しました。

氷点下の中で足を出した寒そうな衣装で一生懸命踊っていました。

エンブリー荘という雪像。
念願の大きい雪像を見ることが出来ました。
しかし、夕方のため全体的に日陰になっており、℃の雪像もイマイチ映えない感じです。この感じだと逆に暗くなってライトアップされてからのほうが見やすいかもしれません。

こちらの雪像はライトアップが始まっていて綺麗でした。暗くなってからプロジェクションマッピングが行われていました。
とてもきれいですが、似たような建物の雪像が並んだものだなとも思いました。

このお城が私は一番気に入りました。
それほど大きくなかったのですが、他の雪像と比べても圧倒的にディテールが細かく、全体のバランスも良く、美しかったです。

一番端にビッグボスの大雪像があり、その先のオリンピックシンボルまで行って引き返しました。

これも今回気に入った雪像。アーニャ。
表情が良い。

引き返して来てまた、エンブリー荘。この雪像はちょうど会場の中央付近だった気がします。暗くなって来て、ライトアップにより浮き上がってよりきれいに見えています。

少し足を延ばしてすすきのに行くと、氷像を展示しています。こちらはあまり知られていないですよね。私も知りませんでしたが、精巧な氷像が並んでいて素晴らしかったです。

技巧の限りを尽くしたような氷像の一角に、氷の水族館。美術館から急に居酒屋に来たようなシュールな感じで面白かったです。

夜になってかなり寒さが堪えてきていました。すすきの会場へ行く途中で地下街で暖を取ったりもしましたが、氷像を見ている間にまた寒くなってきました。アーケード街の狸小路を歩いて、銀座ライオンという店に入りました。こちらは昼に通って目を付けていたところです。
暖かい店内で人心地着いたら、やっぱりサッポロビールを頂かいないとね!ということで一杯。久しぶりのビール、美味しかったです。

そしてジンギスカン。昨年夏の北海道ツーリングでジンギスカンを食べなかったことが心残りだったですが、やっとありつけます。が、お味のほうは…

というわけでお腹は満たされたけれど心がなぜか満たされておらず、ホテル前にあった餃子製作所というところで餃子とザンギを買ってホテルへ帰りました。飲みなおそうかとも思ったけれど、それほどアルコールは強くないので玄米茶にしました。
食べながらライブ配信をしておりますので、その様子はアーカイブでどうぞ。

ライブの後、終わり間際の雪祭りの雰囲気を見に行ってきました。
さすがに空いてきていてフラフラと歩くうち、テレビ塔にたどり着きました。登るかどうしようか考えていると、「22時で照明が消える瞬間を見れますよ~」と呼び込みをしているではないですか。1000円、ちょっと高いな~と悩みましたが、登ってみることにしました。

できれば日中で遠くの景色まで見たいと思ったのですが、夜は夜で夜景がきれいで、登って良かったと思いました。そして、「消灯」につられて結構たくさんの人でにぎわっていました。が…てっきり22時と同時に「パッパッパッ」と照明が消えていくものと思って期待してカメラを回していたものの、時間を過ぎても目立った違いは見られず…

しばらく眺めていると、ところどころ照明が落ちていく感じで、全然「一斉に消える」という感じではなくちょっとガッカリでした。とはいえ、それはそれとして夜景は綺麗だったので、ゆっくりと夜景を楽しんでから帰りました。

テレビ塔を降りてみると、さすがに通路も暗くなり人もまばらで「店じまい」の雰囲気を感じることが出来ました。私は、「普段賑やかな場所がガラガラになっている」感じが大好きなので、近くに宿を取った甲斐があったというものです。

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