その他・雑記

R.6 スペインGP感想

Moto2

小椋選手、初優勝おめでとう!!!!!

ポールトゥウイン! スタートから盤石の見事な走りでした。

序盤、2位にカネット、3位にアルボリーノが0.1~0.3秒の僅少差でしっかりついてきていましたが、一度も仕掛ける隙を与えない安定した走りで首位をキープ。

初めてのポール、初めて(だったかな?)のMoto2トップ走行で、舞い上がっていないか、後半にタイヤを残せているのかと、少し心配だったのですが、全く危なげなかったので、彼ならきっと後半も考えた走りを出来ているんだろうと思いました。

実際に2位のカネットのほうがこらえきれず、終盤になると0.5秒、1秒と遅れていき、最後は余裕のある差をつけて最終ラップ。あとは転倒だけが心配だったのですが、最後まで全く乱れは無く、初優勝とは思えない見事な勝ちっぷりでした。

見ているほうも不思議なほど緊張感が無く、これはかなりの大物なのかもと感じました。ランキングもこれで2位に上がり、優勝もしたし、立派にタイトル候補として名乗りを上げたことになると思います。前にもてぎ北ショートコースで見た時、サインでも貰っておけばよかったw

小椋選手は以前から表彰台に上がっても納得できないレースだとにこりともしないので、「3位や2位では自分は満足しないぞ」という決意なのかなと思っていました。優勝したら初めて喜ぶ、タイトルを取ったら初めて喜ぶ、そのくらいの選手だったら頼もしいなと思います。

去年Moto2クラスに上がって、各コースとも必ずと言っていいほどプラクティスでは下位のところから、レースに向けてしっかり仕上げ、レース後半までしっかり戦って上に上がってくる様子が印象に残っています。そして、去年のランキング上位がたくさんMotoGPに上がったとはいえ、こうして表彰台、優勝と成し遂げました。確実に成長しているし、結果に反映できている。

ぜひぜひ、今年タイトルを取ってMotoGPに上がってほしいです!

MotoGP

予想ですが、今回はとにかくバグナイアが絶好調ですね。私レベルで見ても走りが「乗れてるな~」とオーラを感じるくらいに。

クアルタラロも速いし調子もよさそうだし、今年初の本命同士の直接対決になりそうですが、今回はバグナイアかな~と思います。

3位は予選3位のエスパルガロ兄。だから予選順位のままの予想になってしまいましたが、今回は金曜、土曜と天気も良くて順調にプラクティスを消化しているし、やはりその結果は順当なんじゃないかな。

大穴としては、このコースが得意の中上選手。確かに調子は良さそうですし、初表彰台取るならここしかないという感じではありますが、う~ん、どうだろう。

マルケスはなぜかわかりませんがずいぶんきつそうですね。他のライダーを後追いしたりしてなりふり構わずだし、一体どうしたのでしょうか。

MotoGP決勝

決勝結果、予想通り~。以上!

今回は本当にそのままでした💦 バグナイアがポールトゥウイン、クアルタラロも最後まで食い下がって0.5秒差、さすがです。お互いに仕上がっていて絶好調だから、差も開かないけど抜くことも出来ない。膠着状態の多いレースでした。バトルもしてほしかったけれど、ハイレベルな走りと緊張感ある展開だったと思います。主役同士が全力を出し合うレースをもっと見たいですね!

中上選手はいいスタートで4位に上がりましたが、早々に抜かれて単独7位。今までからすれば悪くはないですが、得意のコースですからもう少し上に行きたかったことでしょう。

意外だったのはマルケスで、ボロボロになるかと思いきや、できる限りのことをやって、無茶をせずにまとめるという玄人好みの仕事を成し遂げていましたね。ミラー、エスパルガロ兄とやりあって4位ということで、本人も喜んでいましたね。

マルケスはこれまで、調子が悪くても瞬間的に速く走れてしまうせいもあって、無理に上の順位を目指して接触して物議をかもしたり、大転倒してけがをしたりということがあった気がしますが、今年はその辺の心のブレーキがちょうどよく効いているような感じがします。まぁ、あれだけ怪我をして苦しんだわけですしね…

へレスは直線が短いからか、あまり乱戦にならない傾向がありますかね。いよいよ実力通りの結果が出始めたというところでしょうか。

Moto3

凄い最終ラップでした!!

残り4コーナーで4位にいたゲバラが優勝、最終コーナー手前までトップだったオンジュが4位になっていました。

しかも、接触や転倒などではなく、最終コーナーの駆け引きの中でそうなったわけなんですが、最終コーナーで一体何があったのか…

恥ずかしながらよくわからず、4回も戻して見直しました💦

へレスの最終コーナーは最後のオーバーテイクポイントとして、数々のドラマも起きてきたところです。深く回り込んでいる低速コーナーなので、インに入りやすいのです。

最終ラップ、トップのオンジュは当然イン側をきつく締めた走行ラインを選択。後続のマシアとガルシアはさらにインをつくということで、3台がイン寄りのタイトなラインを選択しました。

一方ゲバラは思いっきりアウトに振って、最高の進入速度でアウト側からかぶせます。

結果、最終コーナーをトップで立ち上がったのはゲバラ、2位にガルシア、3位マシアで、トップだったオンジュが4位という大逆転でした。

途中も順位が変わり過ぎてわけが分かりませんでしたが、最後はそれ以上に極まっていました💦

佐々木選手は詳細はわかりませんが、予選でペナルティがあったのでしょうか、スタート順も21位?、さらにロングラップペナルティまで受けていましたが、そこから怒涛の追い上げでした。しかしトップグループの中ではもう一息、何かが足りなかったのか。直線がちょっと遅かったような気がします。ほとんどトップ争いについていくだけの状態になって、最後は6位でフィニッシュ。しっかりトップグループで走れていただけに、惜しい感じでした。

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