ジムカーナ

ジムカーナ#2 SRTT平日ジムカーナ1/31 113.9%

ジムカーナデビューのウミガメ練習会体験参加から半月、2回目の練習はSRTT平日ジムカーナというスクールになりました。

真冬の一番寒い、できれば走りたくない時期ではありますが、競技に出るというのにそんなぬるいことも言っていられません。そして、せっかく買ったバイクに春まで乗らないなんてありえない。ということで、少しでも気温が上がってくれることを祈りながらの参加でした。
しかし時期いかんともしがたく、10℃に満たない気温の中で走行することになりました。この時期は晴天率が高いので、晴れているのがせめてもの救いです。

やたら固いので劣化を疑っていたタイヤですが、前回のウミガメ練習会体験では雨の中の低温という最も過酷な条件下でも一応ちゃんとグリップしておりましたので、引き続き使用してみることにしました。前回は周回数も少なく、走り込むという感じではなかったので、いよいよこのバイクで「ちゃんとジムカーナをやる」という感覚です。

コース憶え

私にとって2回目のジムカーナコースですが、憶えるコツもわからないので迷う未来しか見えませんでした。ウミガメ練習会で教えてもらったように、まず頭に入れてコース図を見ないで歩いてみるということをセクションごとにやっていきました。

一緒に参加する林さんも、昨年一度これに参加して、ウミガメに一緒に行っただけですから、私より1回経験が多いだけということになります。一緒に話しながら、かなり念入りに歩行慣熟を行いました。

走行開始

タイヤの状態が不安なので、タイヤウォーマーで温めてからの走り出しです。このバイクは北ショートコースで1回とウミガメ練習会で1回乗りましたが、まずは自由に自分なりに8の字などを走って感触をつかみたかったので、やっとそれが出来ます。

前回も感じたのですが、ハンドル舵角も結構切れるし、回転でもエンストの不安はそれほどなかったです。いつまでも8の字をやっていてももったいないので、ほどほどでコースに挑戦することにしました。

1周目はスタート直後の回転を半回転でスルーしてしまった間違いと、コース図を見間違えていた部分とで、ミスコース2カ所となりました。

2周目はコース図を勘違いしていた部分は修正したのですが、序盤の回転の部分はまだ間違いに気づいていませんでした。そのため、本来のタイムより速いタイムが出ていました。

3周目、ここで初めて正しく走れました。タイムは1分42秒959。2周目より上がるはずだったのにタイムが落ちたので戸惑いました。

4周目以降のタイム経過から、2周目はコースを間違っていたのだなというのはなんとなくわかりました。それにしても、コース通りに走るだけだった最初のタイムから、一応攻めているし効率も良くなっているはずなのに、なかなかタイムが縮まらないのがじれったかったです。タイムを出そうという気持ちが先走って、必要なところで減速しきれていないことなどがあったようで、丁寧に走ると少しタイムが縮まりました。

初転倒

コース走行の内容に気を取られて、スタート前の8の字にボケっとして2速で入ってしまい、エンストゴケしてしまいました。

転倒自体はうっかりミスの類ではありますが、結果ハンドガードが割れ、地面についた右の手のひらも結構痛いし、リアブレーキのペダルもちょっと内側に曲がってしまいました。

ハンドガードはどうでもいいのですが、リアブレーキはちょっと踏みずらいな~と感じていたのがさらに悪化してしまい、リアブレーキを多用するジムカーナでは大きな問題でした。しかし下手に曲げなおして折れてしまうといよいよ走れないので、今回は我慢してそのまま乗ることにしました。
意識していても踏み外してしまう状況はなかなか厳しかったです。

手のひらのほうは運転できないほどではなかったので良かったですが、やはり手のひらの保護がしっかりしているものも必要かもしれないと思いました。

走り込み

1分41秒台でもがいているところ、林さんはすでに1分39秒台に入っているということで、さっそく壁にぶつかった感じです。正直言って、ウミガメ練のあと、ドライで走ればもっといい感じで走れるような気がしていたのですが、甘かったです。

とにかく練習あるのみという感じで、コースを走って走って走りまくりました。やはりタイム計測があると変えたポイントの善し悪しや、うまくいった部分などがタイムとして明確に結果に表れるので張り合いがあり、モチベーションを保てます。そして上がっていくといい気分ですね。

回転のセクションが徐々に良くなっていくとともに、普通のターンもバンク角が深くできるようになってきて、1分39秒台、1分38秒台と徐々に上げていくことが出来ました。

結局午前中は1分37秒069まで行き、林さん(1分37秒701)にも勝てるというまさかの進歩でした。

午後の練習

午後もひたすらコース走行ですが、まずABSのカットをやってみました。
深くバンクするとリアにABSが介入し、フラフラするのですが、介入が早いんじゃないかと思ったのです。それでABSのヒューズを抜いて走ってみたのですが、結果としては戻しました。

低い気温のせいかすぐにロックするので、いろいろ余裕が無い今の状況でリアブレーキの繊細な操作はできませんでした。同じロックするならABSだよりのほうが他の部分で集中できるので、今のところはこれでいいかという感じです。

午前中かなり走り込んだので、ちょっと疲れも感じましたがひたすら走り込みです。タイムは37秒台をプラプラしていてあげられず、林さんが36秒台に入って逆転されてしまいます。

走ること52周。なんとか1分35秒756まで行きました。
林さんは1分35秒360で、0.4秒負けです。とはいえ、途中経過はもっと差があったので、なんとか同レベルまで詰められて良かったという感じです。

トップタイムは1分24秒062ということで、トップ比は113.911%ということになりました。

練習会で死ぬほど走りまくった挙句に113%といっても本番とは全然違いますが、それでもこの数値を上げていくことはいい練習のモチベーションになります。

感想と次回に向けての課題

とにかく集中してたくさん走れたので満足です。こんなに集中して走ったのはいつ以来かという感じです。イントラしていた時も、もう何年もスラロームコースの練習なんてほとんどしてませんでした。ただ走る練習に張り合いが無くなっていたのですが、タイムを測って練習するということにこんなにも飢えていたんだなと思いました。まだまだこれまで経験していなかったジムカーナ独特のセクションの走り方に関して、相当詰められる部分があるように感じました。どんどん練習の機会を持ちたいですね。

課題としては以下になります。

① 1,2周目コースを間違う。また、コースを正しく走ることに意識が奪われていて、コース攻略どころではない。

② 回転、特に左が苦手なので練習が必要。

③ 緩いコーナーやセクションのつなぎのスムーズさが足りない。

④ リアブレーキが踏み辛い。

⑤ 体を支えるのが難しく、着座位置が前にずれてしまう。

という感じです。

①についてはまずは経験を増やすこと、②、③はまずは練習で詰めていくこと。
④、⑤はバックステップとタンクパッド(滑り止め)を次回までにつけたいと思います。

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